「女が自立しすぎるとモテない、結婚できない。」
しばしばそんなセリフを聞くことがありますが、これは果たして本当なのでしょうか?
でも一方で、私の婚活時代「自立した女性」を求める婚活男性にもたくさん出会ってきました。
あれは、どちらかというと「自立した女性」にカテゴライズされることが多かった当時の私に彼らがお世辞を言っていただけで、彼らの本心は別のところにあったということなのでしょうか・・・?
でも、自立した女性を求めると語る彼らの目は、どう考えても真剣そのものでした。
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今回は、「自立した女性は本当にモテないのか」について、男性と女性、両方の視点からその答えを探ります。
「自立した女性」がモテないと言われているけれど、実際は?
「自立した女はモテない」と言われる一方で、婚活男性が女性に求める条件として「自立していること」が結構な確率であがってくる。
これは一体どういうことなのでしょうか。
今回は「自立した女は本当にモテないのか?結婚できないのか?」について、私の見解をお話ししたいと思います!
女性が思い浮かべるのは「依存心のない女性」
まずはじめに、「自立した女性」と聞いて、あなたはどんな女性像を思い浮かべるでしょうか?
「きちんとした仕事に就いて一人で生きていけるだけのお金を稼ぎ、税金を納め、ひととおりの家事能力を有した依存心のない女性」 そんなところでしょうか。
「自立した女性」と聞くと、女性側はどうしても隙のない完璧に近い女性を思い浮かべがちではないですか?
私自身、婚活時代にお相手の男性から「結婚するなら自立した女性がいい」と聞くと、「この男性は自分のことを棚上げして、そんな隙のない完璧な女性を求めるなんて、どれだけ高望みなのだ・・・」なんて黒いことを思っていました(笑)。
でも、よくよく彼らの話を聞いてみると彼らが定義する「自立した女性」と我ら女性が思い描いている「自立した女性」には、どうやらとんでもなくギャップがあるらしいということに気がついたのです。
そもそも、自立の定義じたいが「あいまい」
改めて考えてみると、そもそも「自立」ってすごく定義が曖昧です。
だから女性側はイメージ先行でなんとなく「自立した女性≒経済的にも精神的にも自立して家事も出来る完璧に近い女性像」を描きがちだけど、男性が求めている「自立した女性像」ってもう少し柔らかいイメージといいますか・・・。
もちろん、このご時世、高収入の男性といえど経済不安がゼロと言いきれる男性は昔ほど多くなく、女性側にある一定の経済力を求める方も多いでしょう。
またこの先何が起こるかわからない世の中で、精神的に100%頼られると支えきれない、と考えている男性も少なくない。
でも、そんな彼らが考える「自立した女性像」は、我ら女性が考える「完璧に近い女性」とは異なるため、まずはこの男女間のギャップを認識しておくことが必要かと思います。
男性が女性に求める「自立した女性像」の共通点
この「自立した女性像」は男性によっても様々ですが、男性が女性に求める要素として、どの男性の話にも共通していたことを2つ挙げてみます。
- その①精神的に自立していること=メンヘラではないこと
- その②経済的に自立していること=年収の範囲内できちんと生活出来ていること
1.精神的に自立している
まず、その①の精神的自立についてですが、これは女性側から見ると
「依存し合わない独立した関係。あなたはあなた、私は私、寂しい時でも連絡をしない」
そんなちょっと無機質で冷たい関係性をイメージしてしまいます。
ただ、男性が意味するところの精神的自立はもっとシンプルで、「精神的に健全であるかどうか」なんですよね。
私のこれまでの経験上、こういった発言をする男性は、これまでメンヘラの彼女・または妻に振り回されてボロボロになった人が多いです(笑)
精神的なアップダウンがある人って男女問わず魅力的な部分はありますし、私自身、そんな影がある男性が好みでした(笑)
特にこういった精神的に不安定なタイプが女性である場合、男性側からすると「そんな繊細な彼女をわかってあげられるのは俺しかいない=彼女を守ってあげたい」という具合に、気持ちがプラスに変換されてしまう場合があるんですよね。
女性が儚げな美人である場合なんかには特に。
でも、男性もそれほど馬鹿ではありません(笑)
いざ付き合ったり結婚してみて長い時間を一緒に過ごしてみると、気がつくんですよね。
「あれ?これなんかおかしいぞ・・・」と。
アップダウンのある女性と付き合って疲弊して、最初は可愛くミステリアスに見えていた彼女が単に気分屋でわがままで人間的に未熟に見えてしまう・・・。
そういった経験をした男性は、結婚相手として、もっと長期的な関係を築ける女性を求めるようになって、お相手女性が健全な人間関係を築ける人間なのかを確認したくなるわけです。
そんなわけで精神的に自立した女性を求めているという男性と出会った時には、自分は長期的な関係を築ける人間で、関係性が育つことに喜びを感じる人間ですよ、ということをアピールするといいと思います。
2.経済的に自立している
その②は経済的自立についてです。
これもその①と同様、女性に経済的自立を求める男性って、女性側からすると、合理的で冷たいイメージを持ってしまいます。
例えば、「相手の女性にもバリバリ働いてほしいし、お金は結婚したとしても夫婦別管理」みたいなね。
そうなると、なんて事務的な関係!それって単なる共同生活者じゃないか!と我ら女性側は思ってしまいますが・・・男性が女性に求める経済的自立って実はもっとシンプルなことなんですよね。
女性に対して男性並みに稼いでほしいということではなく、どちらかというと身の丈にあった生活が出来ているのか、年収はそこそこでも親元離れてきちんと収入の範囲内で暮らしていけているのか、そんな生活力を見ているように思います。
(もちろん、一部の男性は、高学歴・高収入女性を求める場合もありますが、大半の男性の場合、そこがマストの条件ではない。)
私が婚活中、海外旅行、買い物なんかの趣味は男性から見て印象が悪いのでプロフィールには書かない方がいいと相談所の方からアドバイスされましたが、これはなぜかというと分かりやすく浪費家のイメージがあるからなんですね。
たとえ男性側が高収入で女性を養えるだけの能力を有していたとしても、その経済力を全て喰いつくしてしまうような女性だと困ってしまうわけで。
女性側にそれを補って余りあるプラス面がない限り、男性側もどうしても慎重になってしまうわけですね。
そのため、婚活女性は、仮に自分が一般的にお金がかかると思われるような趣味を持っていたとしてもそれを無理に隠す必要はありませんが、そこはあくまで控えめにPRした上で、自分はきちんと身の丈に合った生活が出来ているという点をさりげなくアピールしていくのが得策かと思います。
【結論】女性視点の「自立した女性」を追い求めるべきではない
今回は自立した女性に対する男女間の認識の違いについてお話しました。
色々とお伝えしましたが、要は、女性が考える「自立した女性像」を追求すると、隙が無くなりモテなくなる、結婚できない可能性がある、ということです。
たくさん稼いで見た目にも気を使って家事も完璧で男性にも依存しないで・・・、そんな大人な部分はPRせずともお相手に自然と伝わってくれます。
変に協調することはせず、代わりに、男性側が重視している上記2つのポイントを意識的にアピールしていくことで、より自分を効果的にプレゼンできるのではないでしょうか。
「自分の中身はそのままに見せ方を変える」この視点はこの件に限らず婚活には必要な考え方なので、ぜひ意識して自分の武器にしちゃってください♪
Ameba公式ブロガー花凛さんの「ブロガー花凛シリーズ」
第1回:普通の男がいない!
第2回:実家暮らし男性との結婚
第3回:自立した女性はモテない?
第4回:親に結婚を反対されるのはなぜ?