結婚相談所で出会った人と結婚をすると離婚しやすいと聞いたのだけど・・・。それって本当なの?
そんなことはないよ!離婚率を下げる婚活の進め方を知っておけば大丈夫。これから私が詳しく説明するから、マリコちゃんも参考にしてみてね!
結婚相談所経由での結婚は離婚率が上がると思っていませんか?
恋愛結婚と離婚率に差があるなら、その理由も知りたいですよね。
そこでこのページでは結婚相談所の離婚率と、恋愛結婚との間に差がある理由、結婚生活を続けていくコツを詳しくご紹介します。
離婚率が高いのでは?と結婚相談所の利用に踏み切れないなら、必見です!
目次
このページの要点をざっくりいうと
お見合い結婚の離婚率はわずか10%。
離婚しにくい理由は真剣に結婚を考える男女が出会うからです。
また結婚相談所では条件に合った相手を探しやすく、仲人に相談することもできます。
ただ結婚相談所で出会ったからといって離婚しないわけではないので、結婚生活を持続させていくために努力は必要です。
結婚前には相手を「条件」ではなく「人として」好きになれるのか判断しましょう。
結婚してからは早めに価値観を擦り合わせることが大切です。
結婚相談所の離婚率が高いのはウソ?本当の離婚率はわずか1割!?
「結婚相談所を通して結婚すると離婚率は高い」と言われますが、実際の離婚率はどうなのでしょうか。
全国仲人連合会による数字を見てみましょう。
ここ数年、日本の離婚率は30%(人口全体では0.19%<2011年概算>)に達しているそうです。
恋愛結婚の離婚率は40%と高いのに対し、お見合い結婚ではわずか10%。
つまり恋愛結婚に比べて、お見合い結婚は大幅に離婚率が低いのです。
なぜお見合い結婚は離婚しにくい?理由7選
では、なぜお見合い結婚だとこんなに離婚率が低いのでしょうか。
離婚しにくい理由には次の7つが考えられます。
1.結婚への真剣度が高い人ばかりだから
結婚相談所に登録している人は、やっぱり真剣に出会いを探しているのかな?
そうだね。遊び目的の人はほぼいないと考えてもいいかも。
まず結婚に対して真剣に考えて相手を探している人ばかりなのが大きな理由です。
結婚情報サービスに関する研究を見てみましょう。
結婚相談・婚活サービスを利用した理由
- 交際相手・結婚相手が欲しかったから…56.3%
- 親・兄弟・友人など周囲の人に勧められたから…8.3%
「何となく」ではなく自分で積極的に結婚相手を探すために利用している人が多いことが分かります。
結婚相談所の利用には初期費用にまとまったお金が必要なので、軽い気持ちで利用する人が少なく、より真剣に結婚を考えて相手を選んでいるので離婚しにくいと言えます。
2.結婚前にある程度お互いの情報を知っているから
結婚相談所ではプロフィールを通して、結婚前にある程度お互いの情報や相手に求める条件を知ることができます。
またお互いに質問し合うことで、交際前からお互いの職業や生活サイクルを知っておけるのです。
恋愛では、まず相手のことが「好き」という感情が先に来てしまうので、職業や金銭感覚など結婚生活において大切な点にも目をつぶってしまいがちです。
お見合い結婚では、恋愛感情よりもまず「この人は自分に合うのか」「結婚相手としてふさわしいのか」と冷静に判断できます。
そのため結婚してから「こんなはずじゃなかった」という事態に陥りにくく、離婚しにくいのです。
あとから「思っていた人と違う」と思うと、事前に知っているよりマイナスなイメージになるよね。
うん。それに、事前に知っておけばお付き合いする前に「この人は合わないかもしれない」と結婚候補から除外できるから効率も良いよ。
3.お見合い、仮交際など手順を踏んで結婚に至るから
結婚相談所のお見合い結婚では、お見合い、仮交際と手順を踏んでから正式に交際、結婚となります。
一方の恋愛結婚によくあるシチュエーションを見てみましょう。
「合コンで知り合って酔っぱらって体の関係を持ってしまい、そのままズルズル…」
このような始まりのまま関係を続け、妊娠したので結婚、というカップルも珍しくないでしょう。
ただ、お互いを結婚相手と考えないうちに妊娠してしまった場合、離婚につながる可能性は高くなると考えられます。
続いてはこちらのシチュエーション。
「お店で見かける素敵な男性。でも声をかけられず思いが膨らむばかり」
相手をよく知る前に好きになってしまうこと、ありますよね。
でもこの場合は自分の中で相手を美化してしまい、交際、結婚と発展してもうまくいかなくなってしまうことも。
お見合いには、こういった「突発的なハプニング」や「どちらかの感情が大きすぎる」という場合が存在しにくくなっています。
結婚を前提とした出会いから始まりますし、間に仲人が入るため相談しながら冷静に判断することができるのです。
4.安全に恋人探しが出来るから
結婚相談所での恋人探しは「安全」に進められることも離婚につながりにくい理由と言えるでしょう。
日本結婚相談所連盟のHPには、次のように書かれています。
登録会員約6.5万名は本人確認に加え、独身証明や年収証明、学歴証明の提出を義務付けられたサービスです。
結婚相談所に登録するには、各種書類の提出が必須。
職業や年収などを偽ったままの相手と交際、結婚という事態にはなりません。
さらにお酒や喫煙に関する項目もあらかじめ設定でき、「会ってみたらタバコを吸う人だった」ということもなく安心です。
こちらは離婚率とは関係がありませんが、遊び目的の既婚者や勧誘目的の業者に出会ってしまい、騙されて無駄な時間を費やすこともないので、安心して婚活を進められます。
「全ての書類を提出」な相談所もある
こういった利用者の不安をなくすために、書類を多数提出させる結婚相談所もあります。
- 独身証明書
- 年収証明書
- 学歴証明書
通常は独身証明書のみを提出させますが、例えば「エン婚活エージェント」ではこれらの書類全ての提出が必須です。(学歴証明書は短大卒以上のみ)
ここまで書類を出してくれれば「既婚者」や「年収詐称」にはかなり遭いにくくなりますよね。
自分自身も書類提出の必要があるため手間はかかりますが、安心して婚活を進めたいという方にはおすすめです。
5.ある程度条件に合う相手と結婚できるから
結婚相談所でもきちんと自分にマッチする人を紹介してもらえるの?
もちろんだよ!自分の条件に絞って相手を探してくれるから安心して。
結婚相談所では自分で設定した条件に合う人を探すことができます。
自分が「どうしてもこれは相手に求めたい」条件に絞って検索することで、その条件に当てはまる人としか出会うことはないのです。
例えば日本結婚相談所連盟では学歴や職業、年収はもちろん、次のような検索条件で相手を絞ることができます。
恋人を探す段階ではそれほど気にならない、婚姻歴や家族との同居も、いざ結婚となると大きなハードルとなることもありますよね。
どうしても同居は無理などの条件がある場合は最初から絞って検索することで「いい人だったのに…」と諦めたり、妥協して結婚したけれどやっぱり受け入れられなかったりという事態を避けられます。
6.比較的年収の高い男性が多いから
結婚相談所には、比較的年収の高い男性が集まる傾向があります。
国税庁の調査によると、民間企業から給与を受け取っている男性の年齢別の給与の平均額は以下のようになっています。
- 25~29歳…404万円
- 30~34歳…470万円
- 35~39歳…528万円
一方、日本結婚相談所連盟の男性会員データによると、男性会員(2019年2月時点:26,829名)の年収は以下のようになっています。
収入(万円)
人数
割合
~399
4,512名
16.8%
400~499
5,438名
20.3%
500~699
9,008名
33.6%
700~999
4,927名
18.3%
1000~
2,944名
11.0%
つまり、結婚相談所に登録している男性の6割以上は年収が500万円以上あり、34歳以下の男性の平均給与を上回っていることが分かります。
また700万円以上の高年収の男性が約3割で、安定した職業に就いて高収入を得ている人が多くなっています。
金銭的な問題が発端で離婚に至る可能性が少ないことがうかがえます。
7.第三者の意見を聞きながら婚活できるから
最後の理由は、第三者の意見やアドバイスを聞きながら婚活を進められるという点です。
普通の恋愛では、友人(特に同性の友人)などに相談してもいいアドバイスをもらえることは少なく、結局ケンカ別れすることもありますよね。
結婚相談所では二人のことを良く知る仲人が間に入ってくれますので、ちょっとした勘違いから別れてしまうようなこともありません。
「このLINEにどう返せばいい?」「デートの場所は?」「この人は脈がありそう?」など、友人には相談しにくい内容や仲人にしか分からないようなことも聞くことができます。
第三者の冷静な目が、お互いを結婚相手としてふさわしいかを見極めるのに役立つので、結婚してからもうまくいくんですね。
ちなみにオプションサービスなどでファッションチェックもしてくれるので、自分に自信がなくて異性に積極的になれない人にもおすすめですよ。
ファッションまでチェックしてくれるなんて!おしゃれに自信がない私にとっては嬉しいなあ。
服装のセンスとかも最初のうちは重要だからね。心配なら相談してみると良いよ。
結婚相談所でスピード離婚しないために見るべきポイントは?
結婚は恋愛と違って一緒に何十年も生活していくわけですから、少しの価値観の違いが後に大きな亀裂を生んでしまうこともあります。
そうならないために、結婚を決める前に次のようなポイントで自分と同じような感覚を持っているのかチェックしておくようにしましょう。
他にも、普段生活していて「自分はここにこだわりがあるな」と感じる点について、どう思うか相手に聞くなど、あらゆる価値観をチェックしておくといいですね。
もちろん全て同じ人と巡り会うことは不可能でしょう。
でもお互いに伝えておくことで離婚にまで発展するような亀裂の原因とはならなくなります。
できれば出会いの時点である程度精査をしたいのだけど・・・。
そのほうが効率が良いよね!
そんなときはお見合いの時点でいろいろと聞いておくのがおすすめだよ。
食事
- しょっぱいのが好きか、薄味が好きか
- アレルギーなどは無いか
- 時には外食も食べるのか、毎回家で作って欲しいか
- どんなものが苦手か、逆に好物か
- 食事に対してこだわりはあるか(週一回必ずカレー等)
趣味
- どういった趣味なのか
- 趣味は一人でやりたいか、一緒に楽しんで欲しいか
- その趣味で長期間家を空けるようなことはあるか
- 趣味にどのくらいお金をかけてきたか
休日の過ごし方
- 休日は予定を入れたいか、ゆっくり過ごしたいか
- 一緒に過ごすのか、一人の時間も欲しいのか
- 定期的に行っている場所はあるか
部屋の汚さの許容範囲
- 床にモノがあるのが許せるか
- どのくらいのペースで家の掃除をしたいか
- 「これくらいならキレイかな」の基準
- 収納スペースは広めがいいか
インテリアの好み
- IKEAのもので揃えたい!などブランドにこだわりはあるか
- 統一するなら何色がいいか
- 家具は沢山置きたいか、スッキリさせたいか
- 一緒に住む家をどんな雰囲気にしたいか
生活リズム
- 朝が得意なのか夜が得意なのか
- 休日は土日か、平日か
- 朝食は食べるのか、食べないのか
- いつも夜は何時ごろに寝ているのか
- お風呂はいつ入るのか(朝、夕食前、寝る前など)
ケンカの時の仲直りの仕方
- ケンカしても冷静に話し合いが出来るか
- 自分が悪かった時に「ごめん」が言える人か
- 仲直りした後も引きずらないか
- 事あるごとにケンカについて持ち出してこないか
【必見】幸せな人生を送るために。離婚を避けるために出来ることまとめ
「理想の相手」と思って結婚したとしても、そのまま二人の関係が同じように続くとは限りません。
でも離婚を避けるために努力していくことはできますし、努力すべきです。
「結婚相手としてふさわしいと思えたから大丈夫」ではなく、結婚を決める前、また結婚した後に出来ることを覚えておきましょう。
相手を「人として」好きになる
「好き」にもいろいろな好きがあるけど・・・。結婚の場合はどんな好きが重要なのかな?
まずは外見とかじゃなくて「人として」好きになることが大事だよ。
まずは相手を「人として」好きになること。
婚活をしていると、つい「条件」や「容姿」で男性を見てしまいがちですよね。
でも一緒に末永く暮らしていくには、相手の内面や一緒にいる時間、会話を「心地いい」と感じる人を選ぶことが重要です。
学生の頃のような情熱的な感情はなかなか生まれてこないかもしれません。
でも自分が一緒にいて心地いいなら、それは十分魅力を感じている証拠。
条件ばかり見るのではなく、相手の内面もしっかり見た上で人として好きになれる相手と結婚しましょう。
結婚したら早めに価値観のすり合わせを行う
結婚したら(できれば結婚する前に)、早めに価値観のすり合わせをしておきましょう。
「この人とは価値観が同じ」と思っていても、一緒に暮らし始めないと分からないこともたくさんあるはずです。
生活スタイルに関することや金銭感覚、子どもをどうするかは早めに話し合っておくべきです。
特に子どもを持つことはデリケートな問題で、望めば授かるとも限りません。
治療を続けることを選択する要因には,夫や治療仲間の支援,年齢の焦り,周囲からのプレッシャーがあり,周囲の期待に応えたい気持ちと年齢的な限界が近づくからこそ続けずにはいられないことが分かった.
このように、不妊治療をやめたいという気持ちがあっても続けずにはいられない女性も多くいます。
不妊治療を続けていくことは金銭的にも精神的にも負担が大きく、結局離婚に至ってしまうこともあります。
子どもを強く望む男性との結婚では、授からなかった場合まで話し合っておくことがとても大切なのです。
モヤモヤは正直に話す
デート中になんだかモヤ〜っとする出来事があったら、やっぱり相手に伝えるべきかな?
そのとおり!モヤモヤを溜めると、相手への不満がいつか爆発してしまうから注意だよ。
デート中に不快に思ったことや相手の言動などのモヤモヤは正直に伝えましょう。
女性はつい「言わなくても分かってほしい」と思ってしまうのですが、男性は気づきにくいものです。
モヤモヤが大きな不満に発展する前に、ちゃんと伝えるようにしましょう。
仮に伝えても謝罪がなかったり逆上したりするなら、将来モラハラ夫になる可能性があるため、結婚していい相手かどうかも見極める大切なポイントになります。
結婚は「スタート」だと考える
婚活をしていると「結婚すること」をゴールだと考えてしまう人が多いのですが、ここが本当のスタート地点。
ここから結婚生活が長く続いていくわけですから、結婚することだけに目標をおかずに、数年先、数十年先の将来も考えながら行動することも離婚に至らない大切なポイントです。
まとめ:結婚相談所でずっと一緒にいられる相手を探そう
このページでは結婚相談所の離婚率と、お見合い結婚が離婚しにくい理由、幸せな結婚生活を続けていくコツをご紹介しました。
結婚相談所には真剣に結婚を考える男女が集まり、お互いに条件が合い、相性の良い相手と結婚するため離婚率が低い傾向があります。
ただ結婚相談所で出会ったからといって絶対離婚しないわけではありません。
結婚生活を続けていくには、条件だけでなく人として好きになれる相手を選ぶことが重要です。
結婚はゴールではなくスタートです。
結婚したら早めに価値観を擦すり合わせ、常に先を見据えながらうまく結婚生活を送る努力が必要だと覚えておいてくださいね!