お見合いの申し込みが来たけど…正直タイプの人じゃないし、断りたい!
でも、断ったら向こうにも悪いよね。
相手を傷つけず、気持ちよく断るための方法って?
「お見合いをしたけれど断りたい」「お見合いの話があるけれど断りたい」など、お見合いを断る場面に遭遇してしまったけれど、どんな断り方が正解なのかと悩んでいませんか?
なるべく相手を傷つけないように断りたいと思っても、どう伝えればいいのか分かりませんよね。
そこでこのページでは、お見合いの断り方をタイミング別・ケース別に詳しく解説していきます。
すぐに使える例文もご紹介しますので、参考にしてくださいね。
目次
このページの要点をざっくりいうと
お見合いを断るのって、何て言えばいいんだろう?
例えば結婚相談所なら?
使っているアプリや結婚相談所によって断り方が違うんだ。
まずは一般的なお断りのやり方から解説していくよ!
お見合いをお断りする場合には、基本的に仲介者に丁寧に伝えるのがマナーです。
断り方のポイントは、「理由をはっきり言わないこと」「相手を立てること」「早めに伝えること」などたくさんあります。
仲介者との関係を悪くしないために、また相手を傷つけないように、言葉を選ぶことが大切です。
親や親戚から、結婚相談所、婚活アプリなど、何を介してのお見合いなのかによっても断り方は違ってきます。
自分のシチュエーションに合わせて、スマートにお断りしましょう。
【例文あり】タイミング別・お見合いの断り方とマナー
はじめに、タイミング別にお見合いの断り方とマナーを解説していきます。
タイミングは次の3つです。
それぞれ、すぐに使える例文もありますので参考にしてくださいね。
会う前に断る場合|上司や仲人には直接お断りを
会う前は最も断りやすいタイミングです。
写真や身上書(釣書)を見て「ダメだ」と思った場合は、無理に会わずに断りましょう。
大切なのは、ハッキリ伝えるのではなく相手を立てる断り方をすることです。
もし全く結婚の意思がないのであれば、身上書を「受け取らない」、もし郵送されてきても「開封しない」のが賢い方法です。
気を付けたいのは上司や目上の人から紹介された場合です。
お断りの連絡は電話やメールで済ませるのではなく、できる限り直接伝えるようにしましょう。
【例】
「せっかくいただいたお話ですが、まだ結婚は考える余裕がありません。申し訳ないのですが、今回はお断りさせていただきます。」
「この度は気にかけていただきありがとうございます。プロフィールを拝見しましたが、私にはもったいないほどの方です。大変申し訳ありませんが、お断りさせてください」
お見合い後に断る場合|紹介者を通すのがマナー
お見合いした後に断る場合は、直接相手に伝えるのではなく紹介者を通して伝えるのがマナーです。
もし連絡先を聞いていた場合でも、相手に連絡しなくて大丈夫です。
この場合も相手の欠点を挙げるようなことは絶対にやめましょう。
具体的に理由を挙げる必要はなく、「自分には合わない」などの断り方でOKです。
またお見合い後、早めに断りを入れるようにしましょう。
時間が経ってしまうと断りにくくなってしまいますし、相手にも気を持たせてしまうことになるのも失礼ですよね。
【例】
「素敵な方だったのですが、私とはフィーリングが合いませんでした。申し訳ありませんがお断りさせてください。」
「魅力的なお話をいただきありがとうございました。ただ、今回はご縁がありませんでした。申し訳ないのですが、お断りいたします。」
デート後に断る場合|本人に直接断った方がいい場合も
デートをするとお見合いより長時間一緒に過ごすことになるので、相手の欠点に気付いてしまって断りたくなることもありますよね。
この場合も、基本的には仲介者を通して伝えるようにします。
ただ、何度も2人で個人的に会ってから断る場合は紹介者だけではなく、本人にも丁寧にお詫びをしたほうがいいでしょう。
「お断り」という事実だけでも相手は傷ついてしまいますので、これ以上傷つけてしまうことがないように、慎重に言葉を選びましょう。
【例】
※仲介者に伝える場合
「せっかくご紹介いただいた素敵な方だったのですが、よく考えた結果、将来性が合わないと感じました。今回はお断りさせていただきます。」
※相手に直接伝える場合
「お会いいただいてありがとうございました。一緒に過ごす時間は楽しかったのですが、結婚を考えることができませんでした。申し訳ありませんが、お断りさせてください。」
うう、断るのが辛すぎる…皆もこんなことしてるの?
婚活を同時進行で進めている場合は、割とよくあることだったりするよ…
断るのは辛いけど、ズルズル関係を続けるより相手も前進できる!
そんな風に気持ちを切り替えていこうね。
【こんな時は?】ケース別・お見合いの断り方
続いてケース別にお見合いの上手な断り方を解説していきます。
ご紹介するのは次の4つのケースです。
こちらもそれぞれ例文をご紹介していますので、参考にしてください。
男性からお断りする場合|年齢や見た目を理由にしない
男性からはお見合いを断りにくいかもしれませんが、断っても問題ありません。
昔は「男性から断るのはマナー違反」という話もあったのですが、今はそうではなくなっています。
女性は年齢のリミットが男性より厳しいので、むしろ無駄に引き延ばさずに早めに断ったほうがいいのです。
ただし、年齢や見た目など相手が傷ついてしまいそうな理由を伝えるのは絶対にNGです。
【例】
「お会いできて嬉しかったのですが、価値観があまり合わないと感じたのでお断りさせてください。申し訳ありません。良いご縁をお祈りしているとお伝えください。」
※直接伝える場合は、「良いご縁をお祈りしています」でOK
親や親戚からの紹介の場合|ハッキリ断ることが大切
親や親戚からの紹介の場合は、曖昧な表現ではなくハッキリと断ることが大切です。
近しい間柄だけに、「とりあえず付き合ってみたら?」などと言ってくることが多いのですが、「違う」と思ったらきっぱりと断るべきです。
ただ身内だとはいえ、伝え方には注意しましょう。
感情的になってケンカになってしまってはお互いに辛いですよね。
相手もあなたのためを思って紹介してくれているはず。
「余計なお世話」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、気にかけてくれていることへの感謝を伝えましょう。
【例】
「心配してくれてありがとう。でも今は真剣に結婚なんて考えられないし、無理にお付き合いしても相手の方に失礼だからお断りします。」
※親戚の場合はもう少し丁寧に断ることをおすすめします。
あなたやあなたの親との関係性を考慮したうえで伝え方を判断してくださいね。
結婚相談所に入っている場合|担当カウンセラーを通して
結婚相談所に入ってるんだけど、その場合も直接言った方が良い?
結婚相談所なら、カウンセラーにお断りを伝えればOK!
断る時には仲介してくれたお礼を一言入れておこうね♪
結婚相談所に入会している場合のお断りは、必ず担当のカウンセラーを通すので気が楽です。
ただし、一度受けたお見合いの前にお断りすると違約金が発生する場合があります。
「なんとなくOKしてみたけれど、気が進まなくなった」とならないようにしましょう。
担当者にお断りを伝える場合には、本当の理由を伝えて大丈夫です。
むしろそうすることで、あなたがどのような人を求めているのかが担当者に伝わります。
ただ、伝え方は大切です。
担当者との関係を悪くしてしまうことは、あなたにとって何もプラスになりません。
間に立ってあなたのパートナーを探してくれていることへの感謝を忘れないようにしましょう。
【例】
「素敵な男性を紹介してくださってありがとうございました。でも理想の結婚観がどうしても合わないので、今回はお断りします。また次回よろしくお願いします!」
婚活アプリの場合|角の立たない理由を考えよう
はあ、明日会う人とのアポ、やる気になれない…もうドタキャンしちゃっていいかな?
ドタキャンはトラブルの元だよ!
通報される場合もあるし、やんわり理由を作ってお断りしよう。
ただし、「明日会えない」というのはしっかり伝えてね!
婚活アプリの場合は自分で相手に伝える必要があります。
そのため角の立たない理由を作ってお断りしましょう。
ただ、仲介人がいる時に使うような「私にはもったいない」という理由では相手は諦めてくれない可能性が高いです。
もっと相手が納得できるような口実を作りましょう。
それでもしつこい場合はブロックしてしまう、運営に相談するといった方法をとってしまっても大丈夫です。
【例】
「婚活に疲れてしまったのでお休みすることにしました。勝手な話で申し訳ありません。お会いいただいてありがとうございました。」
「親からのお見合いで会った人とお付き合いすることになりました。ごめんなさい。○○さんにもいい出会いがあるよう、お祈りしています。ありがとうございました。」
これはNG!お見合いを断る時にやってはいけないこと
お見合いを断ることは、少なからず相手をガッカリさせることでもあります。
だからこそ、断り方には十分に気をつけて、相手を余計に傷つけない配慮が大切です。
しかし、良かれと思ってした断り方が結果的に相手を傷つけるケースも多々あります。
場合によっては相手を逆上させたり、ストーカー化させたりする危険性もあるため、十分に注意が必要です。
ここでは、お見合いを断る時にやってはいけないことを具体的にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
相手の欠点を伝える
お見合いを断るということは、相手に何か気に入らないところがあった場合も多いと思います。
しかし、それを正直に本人に伝えるのは絶対にNGです!
男女が自然に出会った自由恋愛であれば、「あなたこういうところが嫌」と言って別れを告げることもありますが、お見合いではマナー違反となります。
お見合いには大抵、仲介人がいるため、相手を傷つけるような断り方をすると「こんなひどい人を紹介するなんて…」と、仲介人の信頼を失墜させることにもなりかねません。
そもそも、まだ深いお付き合いもしていないお見合い相手に対して、欠点を指摘する必要もそれほどないはずです。
たとえどんなに気に入らないところがあったとしても、それには触れず、「ご縁がなかった」という感じでお断りしましょう。
メッセージを急に無視する
お見合い相手とメッセージやLINEを交換している場合、相手からのメッセージを急に無視したり、一言もなくブロックしたりするのも良くありません。
最初は自分も好意を持ってやりとりしたりデートしたりしていたのに、「他に良い人ができたから」と急にメッセージを無視する人が実際にいますが、相手は状況が分からないだけに混乱します。
相手の性格によっては、ストーカー化してしまう危険性もありますし、怒りまくって攻撃的な態度に出てくることも考えられます。
きちんと断ったのにしつこく連絡を取ってくるような人であれば別ですが、そうではないのにいきなりスルーしたりブロックしたりするのはマナー違反です。
「結婚を考えることができませんでした」などと丁寧に断るようにしましょう。
うやむやにして先送りする
「断るのがつらいから…」「相手に悪いから…」という理由で、ハッキリ断らずにうやむやにしてしまう女性たちもいますが、これも良くありません。
相手のお誘いに対してNOと言えないままズルズルと引っ張ったり、メッセージの既読無視や未読無視をして返信を先送りしたりするのもNGです。
2でご説明した「スルー」も同じですが、このようにハッキリしない態度は相手を混乱させ、いら立たせます。
忘れてはいけないのは、相手も結婚相手を真剣に探している、ということです。
もし将来のない相手ならスッパリあきらめて、早く次へ進みたいと思っている人が多いでしょう。
つまり、うやむやに先送りにすることは相手の時間を奪うことにもなるため、とても失礼で迷惑な行為なのです。
特に気持ちの優しい女性ほど、このパターンに陥りがちですが、断ると決めたら早めに伝えることが大切ですよ。
お見合いを断る基準|一回で断るのはもったいないかも!
今週末のお見合い、なんとなくやる気になれないんだよね~。
もうお断りしちゃってもいいかな?
お見合いって、そんなに簡単にやめられるものじゃないんだよ!
何でそのお見合いを断りたいのか、ちゃんと考えてみて。
お見合いで「ちょっとピンとこないな」という理由だけでお断りしていませんか?
よっぽど人を見抜く力がない限り、自分との相性をお見合いの短い時間でしっかり見極めるのは至難の業です。
お見合いはお互いに緊張していますよね。
会う回数を重ねれば印象がガラリと変わる可能性もあります。
せっかくのご縁なので、じっくり見極めるために「断る基準」を考えておきましょう。
「条件」「性格」「生理的にNG」の3つがポイント
お断りの基準としては次の3つがポイントになります。
- 条件が合わない
- 性格が合わない
- 生理的に受け付けない
たとえば、次のような場合にはお断りしても仕方ないと言えるでしょう。
このようにハッキリ「無理だ」と分かる場合は、また会ってもお互いに時間を無駄にするだけなので、お見合い後すぐにお断りしましょう。
断る理由がない場合、最低2回か3回は会ってみる
相手の事、無理ってほどじゃないんだけどまだ好きな気持ちになれなくて…
最初から好きにならなくても大丈夫!
まずはもう少しだけ会ってみない?
ハッキリ「無理」というわけではないけれど、「何となく違う気がする」「悪い人じゃないけれど、いまいち興味が持てない」といった場合には、すぐにお断りせずに2、3回会ってみましょう。
あなたがこれまで出会った人の中にも、「第一印象はあまり良くなかったのに、相手のことをよく知ると好印象に変わった」という人がいるのではないでしょうか。
またまわりの友達にも、「夫の第一印象は最悪だった」という人はいませんか?
パートナーを選ぶ際には、「相手が完璧に自分の好み」というよりも「自分と相性がいい」ことがとても大切です。
自分との相性を確かめるためにも、断る理由がない場合は見極める時間を持ちましょう。
【まとめ】断るなら「早めに・丁寧に・キッパリと」
このページではお見合いの断り方について、タイミング別、ケース別に例文を交えながら詳しくご紹介してきました。
お断りは相手に悪い気がしてしまって、なかなか伝えられないという人も多いでしょう。
でも同情は禁物です。
あなたにその気がないのに相手に気を持たせてしまっては、結局相手を傷つけてしまうことになります。
相手のためにも、お断りを決断したら早めに伝えましょう。
ただし相手に感謝の気持ちを持って礼儀正しく低姿勢でいることを忘れずに。
「お断り」は婚活中には、人によっては何度も通ることになる道です。
波風を立てずスマートにお断りできるといいですね。